連日完売のソトメグロ弁当。お弁当をどうやって作っているの?との質問をよく受けるので、私たちが大事にしていることをまとめてみました。
どのようなお弁当を作るか
フードデリバリーサービスや中食など、手軽にさまざまな味を楽しめる時代です。
しかし、最も手に入りにくいのは「家庭の味」ではないでしょうか。
昔、田舎の祖母の食卓に並んでいた、何気ないおかずたち。
今日の素材を使い、特に名前もない料理の数々。
実はそれらは、季節感や気候、手に入りやすい価格、そして家族の体調を考慮した、その日だからこそ生まれた考え抜かれた食卓だったのかもしれません。
忙しい現代社会において、家庭で食事に時間をかけることは難しくなっています。
しかし、私たちは「誰かのその日の一食を考え尽くして作るお弁当」を提供することを心がけています。
今日、このお弁当を食べることが体や心にとって理にかなっている、そんなお弁当を目指しています。
お弁当作りの具体的なアプローチ
①季節感 – 旬の素材を活かす
旬の食材を使うことを基本とし、その日のメインメニューを構成しています。
また、和食には「はしり」という文化があります。
かつて江戸っ子たちは、走りの食材をいち早く食べることで縁起を担いでいました。
この文化的な要素も大切にし、仕入れの際に走りの食材を見つけたときは、それを取り入れることでお客様に楽しんでいただけるよう工夫しています。
②和食の五法、五味、五色、五感
和食の基本である「生、煮る、焼く、蒸す、揚げる」の5つの調理法をバランスよくメニューに取り入れています。お弁当には衛生上、生の食材を入れることはできませんが、生野菜はサッと湯通しするなど、殺菌対策を施しています。
ここで言う「生」は、切り方を指しています。
例えば、ごぼうの場合、その日のごぼうの硬さや柔らかさ、香りに応じて、あえて大きくカットするか、千切りにするかなど、素材に向き合いながら最適な切り方を選定しています。
その他、煮物、焼き物、蒸し物、揚げ物に炒め物を加え、これらの調理法をその日の素材と掛け合わせて、バランスの良いメニューを考えています。
③「まごわやさしい」の実践
「まごわやさしい」は、和食や家庭料理で大切にされている言葉で、健康を考えた日本の食材を表します。
ま→豆
ご→ごま
わ→わかめ
や→野菜
さ→魚
し→しいたけ
い→いも
どんなメニューの日でも、必ずこの食材を取り入れ、特にごまやさつまいもなど、体に優しい食材をふんだんに使用しています。
④新しい味との出会い
お客様から「こんなメニュー、初めて食べた」と言っていただけるよう、和食の基本をベースにしながらも、新しい味わいに挑戦しています。
時には中華やフレンチのエッセンスを取り入れ、バリエーション豊かなお弁当を提供しています。
⑤多種類の料理を少量ずつ楽しむ
和食の魅力のひとつは、さまざまな食材を少しずつ楽しめることです。
核家族化が進む現代では難しいことかもしれませんが、蓋を開けたときにたくさんの種類のおかずが詰まったお弁当は、誰もが嬉しくなるはずです。私たちは、多種多様なおかずがぎっしり詰まったお弁当作りを目指しています。
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